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このゆるいノリのサイケな音のせいでみんなやられてしまった - Grateful Dead

 【ライブアルバム紹介】

 

Live/Dead

Grateful Dead  グレイトフル・デッド

Grateful Deadのコンサートは録音OKで、録音したテープやMP3ファイルの交換情報がネット上に溢れています。 コンサート会場でヒステリックに荷物検査をされて 不愉快な思いをすることが多いのに比べると全く正反対です。

 

DEADには、みんなでシェアしようという考えが基本にあります。なので、音源の交換は原則無料か実費です。他のアーティストでは溢れかえっているブートレッグは、商売になりません。これだけとってもDEADが普通のバンドとはかなり異なることが分かるかと思います。

 

Live/Deadは彼等の初めてのライブ盤です。あれほどライブ音源の交換が盛んで買う人なんて居るのか心配してしいますが、ベストセラーになったらしいです。

 

オープニングは、彼らの最も有名な曲の1つであるDark Starです。ベースがふわふわっとしたメロディを奏でます。そのうちにリズムを刻みだし、Jerry Garciaのギターがフレーズを弾き出します。この音!僕がDEADを好きな理由の95%はJerry Garciaのギターです。 DEADの特長の1つは長いインプロヴィゼーションで、彼のギターは音色だけでも充分魅力的です。 痺れるというか官能的というか。

 

途中ボーカルが短く入り、すぐに終わっていまたインプロヴィゼーションになります。バーカショニストが二人いるとは思えないほどリズムはなく、ベースとギターが自由に弾きまくる感じです。延々と続いた後に、またまたボーカルが短く入って終わります。Creamと違い、そんなに白熱せず、ゆるくゆるく、恐ろしく盛り上がりに欠けてあっさり終わります。これが好きになると快感になります。

 

2曲目は、St. Stephen。キャッチーなフレーズで始まります。比較的ポピュラーソングらしく整っている曲です。その後、ジャムのようなアドリブっぽいThe Elevenに移ります。

 

4曲目は、カントリー調のTurn On Your Lovelight、ドラムソロも入ります。5曲目はスルーブルースのDeath Don't Have No Mercy。この辺はサイケデリックとは異なるアメリカンルーツミュージックとしてのDEADの魅力を聴かせる曲です。

 

6曲目はFeedback。名前の通り、ギターのフィードバック音を中心にしたノイズです。ミュージックコンクレートはキライじゃありませんが、7分はちょっと長いかな、若干飽きてきます。

 

クロージングはAnd We Bid You Goodnight、ドゥーワップっぽいアカペラの短い曲で、コンサートは終わりです。

 

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