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どんな家庭に育ったのか? - カール・ロジャーズを探して(3)

ロジャーズは、どんな家庭で育ったのでしょうか?

 

ロジャーズは、相当変わった家庭で育った

「唯一の人を信頼する手法」と自ら述べたクライエント中心療法を考え出したロジャーズ。その圧倒的な信念は、一体どこから来たのでしょうか。

 

自らを語ったThis Is Meを読むと、彼は相当変わった家庭で育ったようです。それが、後のクライエント中心療法と関連があるのかどうかは分かりません。実際どうなんでしょう、何か影響を与えたのでしょうか。

 

その辺りを意識して読みながら想像してみるのも、楽しいのではないでしょうか?

 

世俗の楽しみがなく、労働が美徳の厳格な家庭

彼は、6人兄弟の4番目の子供です。厳格な家庭で、労働が美徳という家庭で育ちました。

 

うちは他の家とは違う事に気が付いた。酒やダンス、トランプ遊び、映画などの楽しみは殆どなくて、働く事だけがいっぱいあった。そのため、自分の子供に対して少し”罪”の匂いがする炭酸飲料でさえ認めるのは大変だった。最初にソフトドリンクの入ったボトルを持った時には、わずかに悪い事をしていると感じたのを覚えている。家族の中は一緒に良い時間を過ごしたが、殆ど外と交わる事がなかった。なので、私は極めて孤独な少年だった。絶えず読書をしていて、中学〜高校は2日しか行かなかった。

12歳の時に、両親は農場を買った。成功した実業家になっていた父の趣味のため、更に重要なのは、「育ち盛りの若者がいる家庭は郊外の『誘惑』から遠ざかるべき」と両親が信じていたように私には思える。

抄訳です。 

 

兄弟が6人もいればそれなりに賑やかだったとは思いますが、子供らしい楽しさなどは殆ど無かったようです。そのため、彼の趣味も相当変わっています。次回はその辺りを紹介します。

 

本人の感想は出てこない、本当の想いは⁉︎

今回は、ロジャーズのかなり「変わった」少年時代を紹介しました。特に「辛かった」とか「両親を恨む」ような言葉は出てこなくて、懐かしむように淡々と書いています。経験と自己概念との一致が気になります。とても興味深いところです。

 

現代のカウンセリングはロジャーズが創ったと言っても過言では有りません。そのカウンセリングとマインドフルネス、認知療法の3つが1つになったメンタルケア商品が「ウェルビーイング・プログラム」です。

 

カウンセリングに興味が湧いたら、是非申し込んで下さい。

 

今日紹介した本です

翻訳本は上下2冊に分かれるようです。

    

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埼玉県在住、仲間とビズフォリオを経営している複業サラリーマン

 

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