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ブッダは何を見つけたのか?最初はドゥッカ

 

エンライトメントとは発見。ブッダが見つけたのは何か?最古の教えから探っていきます

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エンライトメント、ブッダは何を見つけたのか?

ジョン・レノンにI Found Outというタイトルの曲があります。邦題は「悟り」です。随分と大袈裟な曲名だなぁと子供の頃は思っていました。

 

I Found Outは直訳すると「見つけた」です。一体、ブッダは何を見つけたのでしょうか?

 

しばらく、瞑想による脳内の変化を取り上げてきたので、今回からブッダが何を見つけたか?をテーマにしてみます。

 

「人生はドュッカ」、幸せへの道はその認識から始まる

ブッダの最も初期の教えに、The Four Noble Truthsがあります。直訳すると4つの高貴な真実です。その考え方を素朴に追ってみます。

 

今回はその1番目を紹介します。一つ目はDukka(ドュッカ)です。これは通常「苦」と訳されます。英語ではsufferです。しかし、意味はそれだけではありません。「ドュッカが分かれば、ドュッカが起こることも分かり、ドュッカの終了も分かる。また、ドュッカの終わりに近づく方法も分かる」とブッダは言っています。

 

ドュッカの意味は大きく3つです。1つ目は通常訳されている「苦」です

人生のあらゆる種類の苦、生まれる、歳をとる、病気、死、いやな人や状況とつきあう、好きな人や好ましい状態から離れる、欲しいものが手に入らない、悲しみ、深い悲しみ、苦悩など肉体的および精神的な苦痛

次が、変化によって生み出されるドュッカです。

幸福感や幸せな状態は永遠ではない。遅かれ早かれ変化する。そうなれば、苦痛や苦悩、不幸を生み出す。

3番目が、最も重要であるドュッカの哲学的な解釈です。

個人や私という存在は、肉体的や精神力またはエネルギーの組み合わせに過ぎない。

引用は全てWalpola Rahula 『What the Buddha Taught』の抄訳です

 

組み合わせは、具体的に5つあります。これがお経などでよくみられる、細かく分類して列挙していくインド流の方法です。詳しくは別の機会に説明したいと思います。

 

「人生は苦だ」として知られるブッダの教えが、ペシミズム(悲観主義)だと世間では思われています。実は正確かつ冷徹に人生を観察した結果であり悲観も楽観も有りません。しかも、ただ単に苦では無く、色々な意味があったことが分かりますね。

 

関連記事:私という存在は、肉体的や精神力またはエネルギーの組み合わせに過ぎない!

 

ドュッカの次は、ドュッカが起こること

今日は、最も古いブッダの教え4つの高貴な真実から、その1番目、ドュッカを説明しました。

 

「人生はドュッカ」という冷徹な認識から、どのようにしたら幸せにまでたどり着くことができるのか、ブッダの発見を紹介していきます。 

 

次回は、その2番目、ドュッカが起こることを説明します。

 

シリーズ: 4つの高貴な真実: ブッダが見つけた幸せになる方法とは?

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