夏に丸々1か月間も足の不調で、家に閉じこもっていた時があります。捻挫と思っていたら実は骨折でした。とにかく家の中でさえ少し歩くだけでも足が痛いので、部屋でじっとしていることが多かったです。
そのため、少しでも部屋に居ることが楽しめることが無いかと探していたら、お香を見つけました。
五感の刺激で、脳がボケるのを防ぐ!?
本を読んだり、映画を見たり、また、音楽を聴いたりといった眼と耳の刺激に香りを加えることで、より五感を刺激することになります。特に、音や色と異なり香りはダイレクトに脳へ作用するそうです。これで、長く部屋に閉じこもっていてもボケ老人の防止対策は完璧です。
お香は火を使うので、たとえ鉄筋のマンションと言えども火事の恐れが心配でした。ネットを見てみたら、おしゃれなお香立てを見つけました。お香を立てずに上から垂らすタイプです。お香はガラスの中で燃えるので、これなら火事や灰が散らかる心配がありません。
2週間もすると、生活の一部になる
お香の製造はユーインターナショナルというインドの会社で、これが気前よくたくさん入っているのに値段はとても安かったです。
まず最初に試したのは王道のチャンダンです。成分は白檀でお線香と同じです。『ALERT 失踪者緊急警報』という海外ドラマで、ボケて殆ど話さなくなっていた父親が、亡き妻が好きだったチャンダンの香りを嗅いで急に妻を思い出して息子に話しかける、というシーンが印象的でした。
これはより強力なお線香そのものですね。妻ではなく実家の仏壇を思い出しました。
次が、ホワイトセージです。これは、部屋の空気を清めるためのパージ(浄化)という儀式に昔から用いられてきました。チャンダンと比較すると少し刺激的な香りがします。
最後がナグ・チャンパです。これは、前の2つと異なり甘ったるい香りが特徴的です。灰の色も赤茶色でちょっと変っています。
3つともかなりクセが強く、バラやジャスミンの花の香りのように無条件に「良い香り」というものではありませんでした。妻は明らかに嫌がっている感じで、自分でもちょっと微妙かな、と最初は思っていました。
ところが、せっかく買ったのに勿体ないからと毎日使い続けて2週間ほどすると、火をつけて香りを嗅がないとなんだか物足りないなぁ〜と思っている自分を発見しました。
特にお香のおかげで加齢臭が打ち消されるとかは全く期待していませんが、もはや生活の一部です。足の骨折から思いがけず新しい習慣が加わりました。還暦まで生きていると、運・不運は本当にコインの裏表だと感じますね。
思いがけない不運に見舞われて、愚痴りながらも同時にどこか面白がることが出来る、そんな柔軟性が持てれば、これからのセカンドライフを乗り切る強い武器になるかもしれません。
おしゃれなお香立てはこれを買いました
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