初心者向け超実践的瞑想ガイド 3

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瞑想時の問題2  足がしびれる

初心者にとって、瞑想中に足がしびれたり、感覚が無くなったりするのはよくあることです。単純に、足を組むのに慣れていないからです。このことを、とても心配する人がいます。血液の循環が悪くなり、壊疽するのでは、と考える人もごくたまにいます。

 

心配する事は何もありません。神経の圧迫が原因で、血流の欠如ではありません。坐る事で足の細胞組織を傷める事はありません。

 

だからリラックスしてください。瞑想中に足がしびれてきたら、マインドフルに現象を観察してください。どのように感じるか観察してください。おそらく不快な気持ちだと思いますが、筋肉を緊張させなければ痛みはそれほどありません。ただ落ち着いて、静かに見つめて下さい。

 

何回か坐れば、無感覚になることはなくなります。日々の練習で体が慣れるからです。全く無感覚になることなく、長い時間坐る事が可能になります。


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瞑想時の問題3  奇妙な感覚になる

瞑想中は様々な現象を体験します。ある人はかゆくなったり、刺痛を感じたり、軽さを感じたり、浮かんでる感じがしたり。自分が大きくなるような、または、小さくなるような。あるいは空中を登っていくような。

 

初心者は大抵そのような感覚に興奮しますが、どんな時でもすぐに収まります。緊張を弛めた状態になるにつれ、神経システムは単純に、より効果的に知覚の信号を無視するようになります。

 

何か特別な象徴ではありません。それは単に感覚です。

 

シンプルに普通のテクニックを使ってください。ある感覚が現れるのを見つめ、去っていくのを見つめる。関わってはいけません。


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瞑想時の問題4  眠くなる

瞑想中は心が静まりリラックスします。そうなると眠くなるのは極めて普通です。通常では、そのような状態は眠りに落ちる前しかないので、眠りに結びついているからです。もし眠くなったら、眠さに注意を向けてください。眠いは思考なので、眠さに関連した特定の身体の感覚があります。それが何か、見つけてください。

 

もし、それで眠気が治まらなかったら、食べすぎなど、肉体的な原因を疑ってみてください。瞑想の前は、軽く食べるのがベストです。または、食べてから1時間くらい後からにして下さい。疲れすぎている場合も同様です。しっかり寝てから、瞑想してください。

 

眠くなったら、息を吸って、できる限りそのまま止めておいてください。そして、ゆっくり吐いて、また吸い、再び、できる限り息を止めておきます。眠気がなくなるまで、これを繰り返し、そして呼吸に意識を戻します。


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瞑想時の問題5  集中できない

集中できないと言うのは、ほとんど全ての人に経験があるでしょう。どう対応すれば良いか?本では、2つ述べています。

 

まず外部の要因ですが、印象に残る映画などを見たりすると、瞑想時にそのイメージに影響されたりするので、先に瞑想してから本を読んだり映画を見なさい、と言っています。

 

次に、生活にトラブルがあると影響されるので、できるだけ日常のトラブルは解決してから座るようにしましょう、ただし、全ての問題を解決するのは時に困難なので、気にせず座りましょう、と書いています。なんだか、解決になっているのか良く分からないですね。

 

そして、結局、心を無にするのはそんなに重要ではない、瞑想は心がどう揺れ動くか気づく訓練だから、と述べています。色々な考えが浮かんできても、「今、私はこういう事を考えてるな」と気づいて観察できれば良いそうです。その事自体にフラストレーションを感じる必要は全く無いそうです。

マインドフルネス、メディテーション(瞑想)のおススメ本