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輸入品だったロックから、オリジナルの「日本語ロック/ファンク」へ - 暗黒大陸じゃがたら

 

南蛮渡来

暗黒大陸じゃがたら あんこくたいりくじゃがたら

日本人が演奏する日本語のロックは、どこかギクシャクした印象でした。実は今でもまだ発展途上だと思っています。リズムにのれず英語混じりの変な歌詞で歌うバンドがほとんどで、たまにそのパターンから外れると「日本人離れした」とか「洋楽みたいな」というフレーズで褒められるのが常でした。

 

「日本語はロックのリズムに合わない」というもっともらしい意見が音楽雑誌に載った事も結構ありました。 そんな状況が長く続いた後、突然暗黒大陸じゃがたらのファーストアルバムが発売されました。1曲目の『でも・デモ・DEMO』、何となくコミカルな江戸アケミが歌う「暗いね、暗いね、日本人て暗いね」を聴いてびっくりしました。”日本人離れした”かっこいいファンクのリズムの上に、日本語で、しかも、アジる様に「日本人て暗いね」と歌っている、これまでとは全く次元の違う音楽でした。

 

3曲目の『BABY』、ファンキーなギターのカッテイングが気持ちイイ。続く5曲目の『タンゴ』、”都会のハードボイルドな夜”的雰囲気の曲。「夜を汚そう 白い粉で」、麻薬の事を唄っています。最後の『クニナマシェ』は土着性を感じさせる躍動感溢れるファンクです。別に民謡のリズムを使っているわけでもないのに、盆踊りのように皆が踊っている風景が一瞬頭に浮かびました。もう完全にファンクのリズムを自分たちのものにしています。

 

これを聴き、かっこいい日本語ロックをやるバンドがどんどん増えてくるのでは、という予感が当時はしたのですが、現実には、たいしたフォロワーも出てこず、江戸アケミも精神病院に入ったりして、90年に死んでしまいました。 このアルバムは、もはや埋もれた過去の名盤になってしまった?発売されてから、既に30年以上も経ってしまいました。若い人に再評価され、フォロワーのバンドが出てきて欲しいと思います。

 

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埼玉県在住、仲間とビズフォリオを経営している複業サラリーマン

 

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