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英国ロックのベテラン、皮肉屋でエバーグリーンのサウンド

 【ライブアルバム紹介】

One For the Road

THE KINKS キンクス

Kinksは、BeatlesやStones等と並ぶ超ビッグな60年代のイギリスのバンドです。なので、80年代にアメリカでその人気のピークを迎えたなんて、知っている人はあまり居ないと思います。Ray Daviesの英国人らしい皮肉な歌詞でも有名なので、アメリカで受けるとは全然想像できません。

 

このOne For The Roadは、その人気が絶頂だった時のライブです。OpeningはYou Really Got Meの短いインスト版。コンサートへの期待がどんどん盛り上がっていきます。2曲目はHardway。シンプルなロックですが、意外にもアメリカっぽい音です。もしかして、アメリカで受けるために全く別のバンドに変わってしまったのでしょうか。3曲目のCatch Me Now I'm Fallingはちょっとマイナー調のメロディーは気に入りましたが、途中で出てくるフレーズはStonesのJumpin' Jack Flashのもろパクリです。

 

4曲目はWhere Have All the Good Times Gone。やっと知ってる曲が登場です。60年代の名曲ですね。シンプルなリフとグッドなメロディ、ロックの基本のような曲です。5曲目は、Lola。アコースティックギターのイントロ、これも60年代(本当は1970年ですが)の名曲です。それにしても凄い歓声です。Lolaの大合唱には少し感動しました。やっぱり本当に人気があったんだ。

 

オールドロックンロールっぽいPressureの後は、またまた60年代の名曲All Day and All of the Nightです。繰り返しになりますがロックの基本であるシンプルなリフとグッドなメロディ、そして冒頭の叫び「色々なロックバンドが現れては消えるけど、ロックンロールは永遠さ」、カッコ良すぎます。スローなバラードMisfitsとシンセのイントロが印象的なPrince of the Punksの後は、10曲目Stop Your Sobbingです。ファーストアルバムに入っており、後に付き合って別れる事になるChrissie Hyndeが居たPretendersのカバーでも有名です。やっぱり自分が昔から知っている曲をこうしてライブ盤で聴くと心が高ぶりますね。

 

11曲目から14曲は良く知らない80年前後の曲ですが、メロディーとサウンド共にキャッチーなSupermanはなんか気に入りました。

 

15曲目は、'Till the End of the Day。割とゆったりしたアレンジで、原曲の切ない感じが少なくなりちょっと好みではありませんが、哀愁あるメロディはグッドです。

 

次は、Celluloid Heroes。もう本当に15曲目から、怒涛のような有名曲の嵐です。ハリウッドの女優の悲劇を歌っていますが、この侘しく廃れていく夕暮れのイギリスというようなサウンドはKinks独自で、しみじみする良い曲です。

 

次がYou Really Got Me。Van Halenのカバーでも有名ですが、負けないくらいハードな演奏です。永遠に残ると思う超有名なイントロのギターリフ、コンサートもピークです。

 

そしてVictoria。この疾走感あるナンバーは昔から大好きでした。最後にJamのカバーでも有名なDavid Wattsでコンサートは終了です。

 

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