幸せについて、多くの人の想いを支えるウェルビーイングの土台を作りたい！

これまで、亀のように鈍い歩みながら、ホリスティックなアプローチによるウェルビーイングの実現を考えてきて、アイデアが浮かんだ時点で断片的に紹介してきました。

もう今年もあと1週間なので、来年から活動を本格化することを考えて、これからホリスティックなアプローチを深めていきたいと思います。

ウェルビーイングの実現を考えた時に、まず初めに難しいと思ったのは、AsIs(現状)-ToBe(目標)のアプローチが出来ないことでした。

大抵のことは、以下のアプローチが有効です。多くの仕事に当てはまると思います。

• 目標が大きくて曖昧な場合は、具体的な要素に分解する
• アセスメントで現状を把握し、やるべきことを明確にする
• 目標を実現する期限をさだめ、やるべきことを計画する

ところが、良く知られているウェルビーイングのアセスメント表では、ウェルビーイングではない／あることは何となくわかっても、あまり次のアクションが浮かんできません。試しに1つ紹介します。

• 私は、毎日行っている活動の多くに没頭していると思う
• 私は、本当の自分を見つけられたと思う
• 私の人生は、人生に意味をもたらすしっかりとした信念を軸に、展開している
• 他の人が感心するかどうかよりも、自分のしていることを本当に楽しむことの方が大切である
• 私は、自分の一番の強みはなんであるかを知っているし、可能な限りそれを伸ばそうと努力している
• 私は、多大な努力を投資する価値のあることをしているとき、最高の気分になる
• 私は、人生の目標を見つけたということができる
• もし自分が取り組んでいることにやりがいを見いだせなかったら、それを続けられないと思う
• 自分のしていることが、追求する価値のある目的に沿っているものであるのか、それを知ることが重要だと思う
• いくつかの行動は自分にとってしっくりくるため、たいてい自分がなにをすべきかわかっている
• 自分の一番の強みを活かせる活動に取り組んでいるとき、自分が確かに生きているという気持ちになる
• 私が取り組んでいるたくさんのことは、私自身を表現するものだと思う
• 私にとって、自分が取り組んでいる活動によって充実感を得ることは、大切なことである
• 私は、人生の中で何をすべきなのか、分かっていると思う

榊原 良太・石井 悠・久保田河本 愛子『日本語版エウダイモニック・ウェルビーイング尺度の作成』より21の項目から逆転項目を除いた抜粋

ちなみに、エウダイモニックというのはウェルビーイングの考え方の2つの方向性の１つです。同じ論文から説明を抜粋します。

元来，well -beingは大きく２つの方向性で研究が行われてきた。１つは快楽主義（hedonism），もう1つは幸福主義( eudaim o nism )と呼ばれるものである。このうち幸福主義とは，“よく生きること(functio ning well )”こそが高いwel l -being，すなわち“エウダイモニア”へとつながるという考えである。従来，well -being研究は主に快楽主義的な視点から行われてきたが，近年，幸福主義の視点からエウダイモニアに着目した研究が増えつつある。

榊原 良太・石井 悠・久保田河本 愛子『日本語版エウダイモニック・ウェルビーイング尺度の作成』より抜粋

もともとライフデザインをシステム化した時のアプローチをそのままウェルビーイングにも当てはめるつもりでしたが、あまり成果が出ないのが段々と分かってきました。

そこで新たに考えているのが、ホリスティックなアプローチです。

今日の記事は、今考えているホリスティックなアプローチをすすめていくというマニフェストです。

全体性やホリスティックをググると、かなりスピリチュアルがヒットします。考え方は似ているところがあるのである程度は仕方ないと思っています。ただ、なんちゃって科学にならないようなるべく気をつけたいと思います。

また、ウェルビーイングの実現に必要なことはいっぱいあります。色々な人がその活動をしています。それらをキュレーションして大きな力にしたいと考えています。

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