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自分を受け入れると、そこから自分が変わる - カール・ロジャーズを探して(7)

ロジャーズ自身が語る「これまでのカウンセリングを通じて学んだ事」 その2

 

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何か1つできるようになると、素直に喜ぶような生き方が「自己実現」への道

たった1回の人生なら、昨日までの自分と比較して、その成長を喜ぶような生き方をしたいものです。

 

たとえ小さな事でも1つできるようになると素直に喜ぶ、というような毎日が、「自己実現」への道ではないでしょうか。 

 

ロジャーズが「自分が学んだ」と書いてある事を読むと、そんな学び続ける姿勢そのものだったロジャーズを見習いたくなります。

 

自分自身を受け入れると、そこから変わる

前回に続いて、ロジャーズが「これまでに学んだ事」を見ていきます。今回は2つ目です。

I find I am more effective when I can listen acceptantly to myself, and can be myself.

自分自身に対して受け入れやすく耳を傾ける事が出来る時、もっと効果的になれるし、自分自身にもなる事が出来る

effectiveとかacceptantly(コレ、ネットの辞書引くとスペルミスと言われるし)、難しいフレーズです。「自分自身に耳を傾ける」とか「自分自身になる」というのはどういうことなのでしょうか?

クライエントの話を聞いている時に、退屈だとか怒り、拒絶などが自分の心の中で起こるのが分かるようになる。機能した時に決していつも機能できるわけではない不完全な人として自分を受け入れやすくなった。

なぜ、これが学びなのか?大きく2つ挙げています。

  • 自分がこういう人間だと受けれると、そこから自分は変わる
  • クライエントとの関係がリアルになる。リアルな関係は活き活きとして意味があるもの、リアルな関係性は固定的ではなく変化しがちである

なぜ受け入れたら変わるのか?本人も興味深い逆説と述べているように、よく理解できません。聞いていて自分の感情に気が付く事はあります。自分の基準で相手の話を判断しているからでしょう。でも自分はそういう性格だから仕方ない、となかば諦めぎみです。「だからこそ変わる」という所が実感できません。まだまだ成長できていないレベルの低い人間です。

 

理由は「諦め」と「受け入れ」の違いではないかと考えています。ロジャーズのようにもっと自分の気持ちに耳を傾け受け入れる練習に努めたいと思います。

 

引用は全て「This Is Me」の抄訳です

 

まだまだ挑戦していて、成長を喜ぶロジャーズ

この本を読んでいつも感心すのは、書いた時にはもう結構な歳だったロジャーズが「~できるようになってきた」と現在進行形で色々な事を書いている事です。

 

歳をとるにつれ考え方が硬くなり、頑なに自分のやり方にしがみつく人が多い中、まだまだ成長している、という感じを強く与えます。凄いです。

 

次回も彼の学んだ事を紹介します。もしカウンセリングに興味を持ったら、ビズフォリオの「ウェルビーイング・プログラム」をチェックして、是非お申し込みを!

 

ロジャーズが学んだ事に興味があるなら、これもおススメ!

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今日紹介した本です

翻訳本は上下2冊に分かれるようです。

   

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