図書館の活動の日米比較から、日本人の考え方を見ていきます
「最初に枠を決める」という、日本人の考え方
前回、「日本人は最初に枠を決めて考える」を紹介しました。
非常に興味深いテーマで、「これも当てはまる」と思うようなことが色々とでてきます。
今、『未来をつくる図書館』という本を読んでいます。その本の記述にも出てきたので、紹介します。
図書館は「本を貸し出す所」と、枠を固定する日本
『未来をつくる図書館』は、ニューヨークの公共図書館の活動を紹介した本です。本の貸し出しに留まらず、様々なサービスを提供しています。
片や日本では「図書館というのは本を無料で貸し出す所」という枠が固定されており、誰もそこから踏み出そうとしません。今でこそアメリカの活動の影響で真似するところがあっても、本格的でもなく、比較にならないほど申し訳程度です。
「本当に図書館が、こんなことまでするのですか?」というのが、本にも出てくるように多くの日本人の正直な感想だと思います。しかし、「市民が知を活用できるようにサービスを提供する」のが図書館の定義でありミッションであれば、別に本の貸し出しだけにこだわる必要はありません。
ここにも、形にこだわり枠を最初に固定化する日本人の弊害が出ていると思います。
枠を壊す、守破離という概念も日本にはある
今日は、前回に引き続き、「最初に枠を決めて考える」日本人の考え方の実例を見てみました。
日本人の考え方には広がりがありません。当たり前です、最初に全体の枠を決めてそこからはみ出さないようにするのですから、広がるわけがありません。
けれども、守破離という概念も日本にはあります。今は従順なサラリーマン思考がはびこり過ぎて、破と離を試みる人が少ないような気がします。
日本人の考え方の特徴に興味があるなら、これもおススメ!
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今日紹介した本です
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ビズフォリオ流ライフデザイン・ガイドブック:7つのステップで、自分らしく生きる方法
三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。
脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
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