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After The Gold Rush
Neil Young ニール・ヤング
『ゴールドラッシュの後』という印象的なタイトルは まさにこのアルバムを一言で言い表しています。 日本語だと祭の後の寂しさ、に近い感じだと思います。 このアルバムではNeil Youngの独特の寂しさ感がどの曲にも溢れています。 同じ西海岸でもEaglesのTake It Easyの世界とは随分違います。Neilがカナダ出身だからでしょうか。
1曲目、アコースティックなTell Me Whyで始まります。 シンプルな曲だがメロディの良さが光ります。 続いてピアノだけをバックにしたタイトル曲のAfter The Gold Rushは、シンプルな構成が余計にNeilのボーカルの寂しさ感をより浮かび上がらせます。くせの有るNeilの声は万人向けというわけにはいきませんが、僕の様に好きな人には最高の曲です。
4曲目のSouthern Manは、アップテンポの有名な曲です。人種差別が未だに続く南部を非難する曲だそうです。 途中Neilのギターソロが延々続きます。エリック・クラプトンやJeff Beckといった人達の華麗な流れるようなプレイと比較すると、誰にでも余り流暢でないのが分かります。それでも、これだけ長いソロを全然飽きずに聴かせるのには感心してしまいます。
Neilの場合、テクニックよりセンスを大事にしているという事なのでしょうね。確かに、彼の曲には華麗なギタープレイは似合いません。
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