ビジネスメソッドが教えてくれる「行動しやすい計画作成のコツ」 - システマティック・ライフデザイン(8)

年末です。新年の抱負は実行できましたか？NOと言う方も多いと思います。

これは企業でも同じです。

有るクライエントの話です。結構事業が好調で資金が潤沢なので、有名どころのコンサルファームに依頼して作成した戦略計画書が棚いっぱいに並んでいました。

まるで、作られたけど実行されずに終わった可哀そうな戦略の墓場です。このように個人でも企業でも、計画を実行するのはとても困難です。

今回は、システマティック・ライフデザインの第4ステップ、行動計画の作成と、行動しやすい計画作成のコツを説明します。

ここまで、これからの人生に重要な項目を目標として定め、「これが出来れば目標達成」となるCSFを決めるところまでを説明しました。

後は、具体的に何をするか、行動を決めます。行動を洗い出す、という点ではToDoリストの作成とほぼ同じです。

やり方は、CSFを細かく行動に分解していきます。

ビジネスの世界では、この目標達成のためにタスクに分解する事をWork Breakdown、出来上がった図はWBS（Work Breakdown Structure)と呼ばれています。プロジェクトマネジメントではおなじみの手法です。単純に思いつく行動を挙げていきToDoリストを作成するのではなく、行動の目的、意味が視覚的に分かるようになっています。

行動を挙げきったら、もう一度目標達成に戻ります。例えば、「3年後に健康」という目標を立てたら、それまでの3年間でどんな変化が予想されますか。半年後、1年後、2年後など短期、中長期でその状態を想像して書き出してください。同じく、ビジネスではロードマップやロジックモデルと呼ばれています。

 ロードマップまで作成すれば、第4ステップの計画作成は終わりです。

今日は、システマティック・ライフデザインの計画策定のステップを説明しました。

まるっきり会社での仕事と同じなので、「え～、家でもWBSをつくるの～、やる気が出ない～」という拒否の声が聞こえてきそうですが、まあ、黙ってやってみてください。

具体的なアクションがなければ「絵に描いた餅」ですし、ロードマップが無ければ「パー５でホールインワンを狙う」ようなものです。恐らく達成できる可能性は極めて低いでしょう。

備忘録的な買い物リストのようなToDoを作るより、ビジネスメソッドにはやはり目標達成する確率を上げるノウハウが詰まっています。

ぜひ、実行できる計画を立てて、目標を達成しましょう！

『7つのステップ』の解説

ステップ1:自分らしく生きるために知っておきたい「満足度」 - システマティック・ライフデザイン(4)

ステップ2:なりたい自分を目指す人の「目標設定」のコツ！ - システマティック・ライフデザイン(5)

ステップ3:人生に満足できる人と出来ない人の決定的な差とは？ - システマティック・ライフデザイン(6)

ステップ4:ビジネスメソッドが教えてくれる「行動しやすい計画作成のコツ」 - システマティック・ライフデザイン(8)

ステップ5:"何もかも三日坊主"が治る実行ステップ - システマティック・ライフデザイン(10)

ステップ6:ちゃんとレビューできてる？計画どおり実行したのに大きな失敗をしないためにやるべきこと - システマティック・ライフデザイン(11)

ステップ7:ここまで来た自分を褒めよう！そして次のステージに向けてやるべき●●とは？ - システマティック・ライフデザイン(12)

ライフデザインとは、自分の人生を自らがデザイン(設計）して、「より良く生きたい」という想いを実現する事です。

全ての人がライフデザインをする時代が来るよう、新しいライフデザインのやり方を提供しています。