人生で初めて論文に挑戦。でも最初に何をすれば?どうやって完成まで辿り着けばいいのか?
論文の筆頭著者は、全く初めての経験
日本プロジェクトマネジメント協会では2021年から論文を発表しています。2022年も第3回の募集があり、2件出すことに決めました。(発表予定は2023年3月)
これまで共同執筆者は何回かありましたが、筆頭著者は全く初めての経験です。何から手を付けてどうやって完成までたどり着けばよいのか全く不明だったので、『研究の育て方』という本を買いました。
本を読みながら本から学び、更に少しだけ自分なりに考えたシステマテックに論文を書く方法を紹介します。
論文の基本的な骨格は、研究課題と仮説、検証
まず最初にやることは、研究課題(リサーチ・クエスチョン)を見つける事です。論文で一番大切なのが研究課題です。これは平たく言うとWHYです。
どんな研究も、全て素朴なWHYから始まります。「なぜリンゴは木から落ちるのか?」に始まり、ニュートンは万有引力を発見しました。やはり、人類は好奇心が強く、何事にもWHYと思う事から文明を発展させていったのでしょう。
WHYに対して、「こうではないか」と考える事が仮説です。結果や結論を説明するための仮説を形成することはアブダクションと呼ばれています。論理的推論とは「演繹」と「帰納」に「アブダクション」を加えた3つであるとチャールズ・サンダース・パースというアメリカの哲学者が主張しました。
このアブダクションは今のところAIには出来ない、人類だけの能力だと思っています。もっと知りたい人には、『アブダクション―仮説と発見の論理』がおススメです。ぜひ読んでみてください。
論文の基本的な骨格は、研究課題と仮説、検証の3つだと言えます。これが明確な論文は、きっと良い論文になるはずです。
【表計算を使った、システマティックな論文作成法】
最初の行に「リサーチQ」と「仮説」を書く
日頃からWHYに気を付けるようにして、良い研究課題を探す!
今日は、初心者が考えたシステマティックな論文の書き方紹介の第1回目として、研究課題の重要性について述べました。
研究課題が面白く無ければ、既に「その論文は死んでいる」と宣言されたに等しいです。
まずは日頃からWHYに気を付けるようにして、良い研究課題を見つけましょう!
関連記事: 人生を充実させたいなら、何か研究をしよう!
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今日紹介した本です
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ビズフォリオ流ライフデザイン・ガイドブック:7つのステップで、自分らしく生きる方法
三木章義 (著)
ライフデザインの手法を学び、7つのステップにそって自分の手を動かして自分の人生をデザインし、目標の人生を手に入れます。
脱・専業サラリーマン: 消えゆく日本型サラリーマンに今こそ決別!シリコンバレーの先端思想と昔ながらのナリワイの知恵を結ぶワークスタイル変革
三木章義 (著)
これから複業サラリーマンを目指そうとする方、興味がある方に向けて、起業の体験本を書きました。平凡なサラリーマンがふと起業したくなり、仲間を集って会社を作るまでの物語です。
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