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【Denise La Salle】パワフルだけど繊細、ソウルフルな歌声

 

Trapped by a thing called love / on the loose

 

Denise La Salle デニス・ラサール

Denise La Salleは1939年、ミシシッピー生まれ、アレン家の八番目、末っ子です。田舎で育ち、バプティスト教会で唄っていました。当時の南部は差別が厳しく、コットンを摘みながら、抜け出す事を夢見ていました。

 

十代の時に小説を書き、True ConfessionsとTan Magazineに載りました。歌だけでなく文才もありました。天は二物を「与えた」タイプですね。

 

1950年代にシカゴへ移り、5人すべて女性のZion Temple Choirに加わります。曲を書き始め、バーメイド(女給、女性バーテンダ)として働いていると、Billy "The Kid" Emersonと出会い、彼はマネージャーになります。ステージネームをDenise La Salleと改名し、プロの歌手として活動を開始し、 1967年にEmersonのTarponというレーベルでレコードデビューします。

 

このCDは、ファーストアルバムのTrapped By A Thing Called LoveとセカンドのOn The Looseが1枚にカップリングされた22曲入りのお得版です。Deniseは曲も書き、全米ナンバーワンになったTrapped By A Thing Called Loveも彼女の作品です。カバーも多く、Barbara LynnのYou'll Lose A Good ThingやCarole KingのIt's Too Late、Bill WithersのLean On Me等をやっています。Caroleの歌はこの頃の女性ソウル歌手には人気が高かったようで、Aretha Franklinのカバー(You Make Me Feel Like) A Natural Womanは特に有名です。

 

Deniseの声は、本当に良い声で、多少いけてない曲でもこの声で唄えばヒットするのでは、と思わせるほど魅力に溢れています。どんな声かを言葉で説明するのは難しいのですが、ライナーノーツはMasterfully Soulful Voiceと称しています。パワフルなだけでなく繊細なWhat Am I Doing WrongやI'm Over Youなどは本当に(日本人でも)ソウルを動かされます。

 

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